会長挨拶
新しい佳成食品の門出に立って
当社は、私が1982年4月に台湾の活鰻を輸入する会社として創業しました。
その後、台湾のキハダマグロの空輸や活クルマエビを全国の魚市場へ販売したり、蒲焼の輸入販売などを手がけ中国の福建省で蒲焼加工場に出資したりして今日の基礎を築いてきました。
その後は、不良債権の発生やリーマンショックに由来するデリバティブ商品による巨額な為替差損発生で2010年には債務超過に陥るなど苦しい時も多々ありました。
そこを主要取引銀行様はじめ多くのお取引様に助けていただき生きのびることができ本当に感謝に堪えません。
特にメインバンクであるりそな銀行様には、2012年に発生した為替差損を長期貸付金としてご支援頂いたのをはじめ、2017年9月には2.6億円の優先株を出資していただくことで債務超過が解消でき、2018年にはシンジケートローンを結成して頂き企業として正常化すると共に、利下げと個人保証の撤廃が実現しました。
この3年間でこれらを完成させる為にご協力頂いた多くの関係者様に改めて感謝申しあげます。
2019年からは代表権のない会長となり吉田社長、山口専務を後ろで応援する立場におります。相変わらず起伏の激しい鰻業界ですが、彼らがうまく経営していってくれると確信しております。
佳成食品株式会社
取締役会長
森山 喬司